序章 ダークレス現像

全てはここから始まった

2004年9月にデジカメ「NIKON D70 レンズセット」を買って、銀塩カメラとはおさらばし、ひとまず安心したはずだった。
しかしその1ヵ月後、フジフィルムの簡単モノクロ現像セット「ダークレス」を買ってしまった。その後ロシアンカメラと出会い、怒涛の如く銀塩カメラにのめりこんでいくだけでなく、ついにはカラー現像液を調合する羽目にまでなってしまった。
全ては「ダークレス」のせいである。

ダークレスとは、


このようなタンクとアンプルに入った現像液・定着液とパトローネオープナーがセットになった「お手軽現像セット」である。
何故タンクが二つあるのかと言うと、現像用と定着用を別々にするためである。このため「ダークレス現像器セットA(3本入り)」と「ダークレス現像器セットC(1本入り)」の2セットを買った。ビックカメラで合わせて1600円くらい。
では、何故現像と定着のタンクを分けるのかと言うと、それは現像から定着への移行がとてもシビアで、素早く行わないと恐ろしく現像ムラが起きるからである。タンクを分けても、ちょっとまごつくと確実にムラが出る。どんな風になるか言うと、



こんな感じである。ちなみにこのフィルムはダークレス現像にそろそろ慣れてきたはずの3本目のフィルムである。
慣れたために気を抜いた結果である。むしろドキドキ・ワクワク緊張してやった最初の1本目



の方がいい感じである。
こんな調子なので、フィルム4本現像し終わった後、追加の薬品を買う気も失せてしまっていたのだが、vasolzaさんのダークレス紹介のページではカラー現像もできるとのことである。で、早速試したのが、



うん、一応色は出ている。しかし!



何じゃこれは・・・
確かにかなりアンダーな条件だったけどね。
ダークレスで注意しなければならない点がもう一つある。
ダークレスは現像、定着の過程でタンクの上のハンドルをグリグリ回して巻き締め、巻き戻しを繰り返して液を浸透させる訳であるが、巻き戻しの際に戻し過ぎると、パトローネの中でフィルムが「ベキッ」っと折れ曲がってしまうことである。
結局ダークレスではモノクロ4本とカラー1本現像しただけで、その後出番はない。

ダークレス現像の注意点
その1、現像→定着への移行は素早く!
その2、グリグリの時に巻き戻し過ぎないこと!


多分、温度などは適当でいいと思う(限度はあるが)。

ダークレス役立ちリンク
vasolzaさんのダークレス紹介
PhotoMix Galleryさんのダークレスの紹介
マコト写真館さんのダークレス
CMEHAPPYさんのダークレス

  

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