VB6のヘルプファイル

バージョンアップして一番戸惑ったのは、ヘルプファイルがMSDNライブラリに統合されてしまったことです。


MSDNのブラウザはインターネットを意識して作られていますが、使い勝手は非常に悪いです。
まず、図のようにあるコントロールのヘルプを表示した状態で、そのコントロールに関するプロパティを調るためにプロパティ の所をクリックすると一覧ウインドウが表示されます。そして、1つのプロパティを選択して表示すると、次のページジャンプするのですが、別のプロパティを表示させるためにはページを一つ戻さなければいけません。
VB4の標準コントロールのヘルプでは一覧が別ウインドウになっていたので、使い慣れていないコントロールの概要をつかむために手当たり次第にプロパティやメソッドを表示していくという使い方ができて便利でした。(ただし、カスタムコントロールのヘルプはポップアップになっていたので不便でしたが)
また、柔軟な検索機能が付いていますが、未知のトピックを追いかけていくのにMSDNの方法では不便な気がします。


(VB4のコマンドボタンのヘルプ)


ヘルプファイルはプログラマにとって重要な情報源であり、最も接する時間が多いものなので使い勝手が落ちたことは残念です。

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