自作ソフトの紹介


VisualBasic Cross Reference
(VB Xref)

ソフトのダウンロードはこちら

ソフトの概要
 VB Xref(ブイ・ビー・クロスリファレンス)は、Microsoft Visual Basic 4.0TM用に開発したVBプロジェクトのメンテナンス&デバッグ支援ツールです。
 クロスリファレンスとは、プログラム中での関数の依存関係を表現したもので、ある関数が他のどの関数から参照されているか? あるいは自分自身は他のどの関数をコールしているか? という関係を表したものです。
 VBに限らず、この参照関係を把握しておくということはプログラムのメンテナンス上非常に重要なことです。例えば、プログラムのある箇所を修正しようと思ったとき、その修正部分(関数)がプログラムの他のどの部分から呼ばれているか、ということを常に考えておく必要があります。
 また、この参照関係を明らかにしておくことで他の人(プログラミングの世界では1週間も経てば自分も他人と同様と言われていますが)がプログラムコードを解析する時に大きな助けにもなります。
 古来(ちょっと大げさですが)より、C言語やCOBOLなどの言語でもクロスリファレンスは重宝され、コンパイラによってはコンパイル時のオプションでこの表の出力ができるものもあります。
 しかし、ことVBに関しては「オブジェクトブラウザ」という便利なツールはあるものの、関数の依存関係を調べる手段は用意されていません。
 VB Xref は、私自身の必要性もあり、シンプルで分かりやすいツールを目指して開発しました。


動作環境
 VB Xrefは、Microsoft Visual Basic 4.0TM専用で、32bit環境(Wind95/NT)でしか動作しません。違うバージョンのVBプロジェクトには対応していません。
 VB Xrefがあなたの開発環境で使用できるか、あるいは、あなたにとって有益なツールであるかは、 こちらのページ からアーカイブをダウンロードしてテストしてみて下さい。


ソフトの特徴
 まずは 動作画面 をご覧ください。
 VB Xrefは、ツリー構造でプロジェクトの階層を表示しているので、プロジェクトの構造も把握しやすくなっています。またツリー内の関数を選択すれば依存関係が表示されるので、リストとして出力するよりも柔軟な表示が可能となっています。
 VB Xrefは、Borland Delphi 2.0JTMで作成しているので、VisualBasicで書かれた他のツールに比べても複雑な解析の割に実行速度も速くなっています。
 プログラム構造のテキストファイルへの出力、部分関数の表示・印刷も可能です。市販のドキュメント化ツールに比べると機能は少ないですが、その分軽快に動きます。
 現在の所、プログラム構造の印刷はサポートしていませんが、これは当初の設計としてビジュアル操作をメインに考えており、むしろドキュメント化を軽視していたからです。ドキュメント化の機能は要望も多いので、次バージョンで対応したいと考えています。


その他
 VB Xrefは、シェアウェアです。(代金1,000円)
 ユーザー登録が未了の場合は、1プロジェクトにつき3モジュール(ファイル)までしか解析できないという制限がありますが、特に試用期間等は設けておりません。
 3モジュール以内の小さなプロジェクトなら無制限に使用できますので、ソフトが気に入って更に大きなプロジェクトを解析したい場合にフィーをお支払いいただければ結構です。
 その他の詳細は付属のドキュメント・ヘルプファイルをご参照下さい。


バージョン情報
 正式版の最新バージョンは1.10aで、 ダウンロードページ の他ニフティサーブの
「FWINDB LIB#3」「FGALEL LIB#7」「FGALSL LIB#4」からも入手できます。