第6章の1 基準線を引く

いよいよJWCADを使って実践的な作図を行います。
ここからはJWWにサンプルとして収録されている「木造平面図例」をなぞりながら、本格的に図面を作成する過程を解説します。

まずは、インストールディレクトリにサンプルとして収録されている「木造平面図例」を呼び出します。
第1章の通りインストールされていれば、「C:\jww」になります。
メニューの「ファイル」「開く...」で「木造平面図例」をダブルクリックすると、ファイルが読み込まれて表示されます。(ファイルの開き方は第2章を参照してください)

初期表示は画面の下よりで、少し作業しづらいですね。
ここで、便利なマウスの使い方について説明します。

まず、マウスの位置を製図用に読みやすくするために通常のマウスカーソルから「クロスライン」というカーソルに変更します。
メニューの「設定」「基本設定」でダイアログが出ますので、「クロスラインカーソルを使う」にチェックを入れます。
(特に必要なければ通常のマウスカーソルでも支障はありません)
画面上でマウスの右ボタンと左ボタンを同時に押すと「移動」という文字が表示されます。
押したままマウスの位置を動かすと「全体」「縮小」と表示が変わります。
これは、図面の表示を一発で切り替えてくれる便利な機能なので、是非覚えてください。

ちなみに両ボタンを押して移動した時の機能は
左上方向のドラッグ   =  1/2縮小表示
右上方向のドラッグ   =  画面全体表示、範囲記憶画面表示
左下方向のドラッグ   =  前倍率表示と画面表示機能の関係
右下方向のドラッグ   =  ドラッグ範囲拡大表示
両ボタンクリックのみ   =  画面中央へ移動
となります。
(詳しくはJWWヘルプの「基本操作」「マウス操作」の項を参照してください。
それでは、建物の左上あたりで両ボタンをクリックし、右下のあたりまでドラッグしてください。
ウインドウ全体に図面が拡大され見やすくなります。

次に、これから作業する上でのレイヤ設定設定を行います。
ウインドウの右下サイドにレイヤツールが表示されています。
左側の0〜Fが作図レイヤ、右側の0〜Fがレイヤグループを表しています。
「建物平面図例」では、レイヤグループ0、作図レイヤ0に全ての図形が描きこまれています。
ここからはレイヤグループ1に書き込みを行うこととします。
右側の1の所で右クリックすると1のまわりが赤い矩形で囲まれます。これはこのグループが書き込み対象であることを表しています。
作業を分かりやすくするために、各レイヤに名前を付けていきます。
(必須ではありません)

まず、グループの名前として、「練習用」
各作図レイヤの名前は、
0=補助線
1=柱
2=壁
3=建具

としておきます
作図レイヤに名前を設定するには、レイヤ状態の中のアイコン0〜3を左クリックして「レイヤ名」の所に文字を入力します。
全部設定したら、OKで閉じます


ここからはいよいよ実際の作図に入ります。
まずは補助線の書き込みですが、その前にレイヤの設定を以下のようにしましょう。

レイヤグループ0=表示
レイヤグループ1=編集

レイヤ1=編集

レイヤの設定については、第5章を参照してください。
まずは線種を選びます。
ウインドウ右中ほどに一本線のアイコンがあるのでクリックします。
(式計の左隣)
色は「補助線色」、線種は「点線1」とします。
ウインドウ左上のツールから「直線ツール」を選択します。
「水平・垂直」にチェックを入れておくと作図しやすいです。
左端

右端
建物の左上隅になる所(何も無いところ)にグリッドの点があるので、そこで右ボタンクリック、右一杯の少しはみ出す位のところで、左クリックし、横棒を1本引きます。
左図では見やすくするために線の右端と左端のみ表示しています。
同様に左上から縦に1本補助線を引きます。
上側と左側の壁芯位置に補助線が引かれました。
次に「複線ツール」で900ミリ間隔で、先ほどの補助線を縦と横方向にコピーしていきます。
元の建物の大きさ分、繰り返してください。
「複線ツール」の使い方は第4章を参照してください。
連続でコピーする場合は右クリックの繰り返しを行います。
元の図形と重なってうまく複線が作れない場合がありますが、その場合は建物からはみ出した部分を利用して作業すると楽です。
次に、「伸縮ツール」で建物の何も無い部分(玄関の前)の補助線を縮めます。
一旦元の図形(レイヤグループ0)非表示にして、全体を確認します。

最後に元のファイルを上書きしないように「名前を付けて保存」で、適当なファイルに保存しましょう。
ここまでの作業のサンプルとして、ファイルをアップロードしておきますので、ご自由にダウンロードしてください→nyumon_6_1.lzh

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