第一章 ナニワ・カラーキット

初心者にして、いきなりカラー現像!

ダークレスの失敗から学んだ教訓。それは「やっぱり現像はオーソドックスなタンク現像に限る」。
現像デビューの仕切りなおしをしようと、Webページをあれこれ物色して行き当たったのが「ナニワ・カラーキット」なる現像薬品セットである。
何故いきなりカラーなのか?それは、モノクロに較べてプロセスが少ない分、必要な機材も少なく済み、お手軽にできそうだったからである。
早速ビックカメラにて現像タンクを始め機材と「ナニワ・カラーキット」を購入。しかし、家に帰ってカラーキットを開けて説明書を読むと何かが違う感じ・・・。何と私が買ってきたのは「カラーキットS」。カラー印画紙用現像液だったのである。
フィルム用は「N」なのであるが、2種類のカラーキットがあることに気づかず、やみくもに手に取った箱を購入してしまったのである。
店に行って交換してもらおうとも考えたが、Webで調べている内に印画紙用現像液とフィルム用の成分はほぼ同じで、10倍くらいに薄めると丁度いいということが分かった。
気を取り直して、標準に調合した現像液を10倍に薄めて早速現像。



かなり色が薄い・・・。
「やっぱり10倍は薄めすぎじゃないだろうか?」
ということで、再度気を取り直して2倍に希釈した。



おお、いい感じである。
写真屋さんで現像してもらったのと遜色ない出来に満足し、さらなる現像修行に邁進することとなった。









もう、こうなってくると現像するのが楽しくってしょうがない!
現像するために写真を撮っているような状態である。
間違って買った「ナニワ・カラーキットS(印画紙用)」であったが、2倍希釈のお陰で40本ほどのフィルムを現像できた。儲けた儲けた!ということにしておこう。

ちなみに、その後「ナニワ・カラーキットN(フィルム用)」もちゃんと買った。
その結果は、






何故か印画紙用の方がいい発色に思える・・・
その他のサンプルは、拙作ギャラリーをご参照いただきたい


ナニワ・カラーキットで現像するために買った物は、

全部で5千円あればお釣りがくるくらいであろう。

現像処理については、私は高温の38℃で行っている。その理由は冬でも夏でも温度設定がしやすいためである。
もちろん専用の暗室など持ってないので、風呂場で処理を行っている。ボタン一つで好きな温度のお湯が供給でき、排水設備も完備している。
そして何より良いのは、家のほかの場所と違って、ほんんどホコリが飛んでないので、乾燥時のフィルムに優しいことである。これで換気扇が着いているのだから理想的な現像施設なのは言うまでもない。
ただ一点のデメリットとしては、お風呂場という公共施設のため、家族全員が風呂に入り終わってからでないと現像を始められないことである。


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