プラモデルの塗装の乾燥を促進するドライブース。模型メーカーから専用のものが発売されますが、家電で代用できるというのも有名な話らしいです。「ドライブース」というキーワードで検索するとトップに来るのが、山善の食器乾燥機です。
この乾燥機、食器用としての評価はいまいちですが、プラモデルの塗装乾燥用としては中々の高評価です。
値段も模型用に比べて安いのもありますが、山善ブースの良いところは「自然対流式」という構造で、ブース内部がで適度な温度になり、塗装に優しい点です。
他の食器乾燥機は、「食器」を短時間で乾燥・殺菌するために非常に高温は空気をファンで強制的に対流させるので、プラモデルの素材には致命的なダメージが与えられます。が、山善さんの乾燥機はおおむね室温プラス数度くらいの、プラスチックに優しい温度で、しかも強制的に風を発生させないので、乾燥ムラも起きにくいです。
ただ、使っていて気になったのは、1時間以上使い続けると40度後半くらい(時には50度くらい)に上がることもあり、さすがにプラモ素材には良くない高温になることです。
私のほうでは、写真のように乾燥機のヘリに目玉クリップをはさんでおき、外部の空気も入るようにして内部の温度が上がりすぎないようにしています。あと、使っていない、デジタル式の温度計も入れて、高温にならないように気を付けています。